フィリピンの結婚文化 - 独特な習慣と伝統
スポンサー制度、コードやベールの儀式、離婚禁止など、フィリピン独自の結婚文化を紹介します。
フィリピンの結婚事情
フィリピンは世界で唯一、離婚が違法な国(バチカン市国を除く)。
結婚は人生の一大イベントで、盛大に祝われます。
結婚の語彙
| 日本語 | タガログ語 |
|---|---|
| 結婚 | kasal |
| 結婚式 | kasalan |
| 新郎 | nobyo / groom |
| 新婦 | nobya / bride |
| 婚約 | kasunduan |
| プロポーズ | pagliligaw |
| 教会 | simbahan |
| 指輪 | singsing |
スポンサー制度(Ninong/Ninang)
フィリピンの結婚式ではスポンサーが重要な役割を果たします。
Principal Sponsors(主要スポンサー)
- 新郎新婦の「第二の親」的存在
- 通常、両家から数名ずつ選ばれる
- 結婚生活のアドバイザー的役割
- Ninong(男性スポンサー)、Ninang(女性スポンサー)
Secondary Sponsors
- Candle Sponsors - キャンドルの儀式
- Cord Sponsors - コードの儀式
- Veil Sponsors - ベールの儀式
- Coin Sponsors - コインの儀式
結婚式の儀式
コードの儀式(Cord Ceremony)
- 新郎新婦の肩に∞型のコードをかける
- 二人の永遠の絆を象徴
- スポンサーが行う
ベールの儀式(Veil Ceremony)
- 新郎新婦にベールをかける
- 二人が一つになることを象徴
- これも重要な儀式
コインの儀式(Arrhae)
- 13枚のコインを新郎が新婦に渡す
- 繁栄と経済的な支え合いを象徴
- スペイン統治時代からの伝統
結婚にまつわるフレーズ
| フレーズ | 意味 |
|---|---|
| Mahal kita. | 愛してる。 |
| Pakakasalan mo ba ako? | 結婚してくれる? |
| Oo, gusto ko. | はい、したいです。 |
| Kailan ang kasal? | 結婚式はいつ? |
| Congrats sa inyong kasal! | ご結婚おめでとう! |
離婚禁止の国
なぜ離婚できない?
- カトリック教会の影響
- 結婚は「聖なる契約」
- 法律で離婚を認めていない
代わりの方法
- Annulment(婚姻無効) - 最初から結婚が無効だったと認定
- Legal Separation - 別居だが法的には夫婦のまま
Annulmentの現実
- 費用が高い(数十万ペソ)
- 時間がかかる(数年)
- 富裕層しか利用できない
結婚式の特徴
豪華さ
- フィリピン人は盛大な結婚式を好む
- 招待客100〜500人は普通
- 借金してでも豪華にする人も
料理
- ビュッフェスタイルが多い
- レチョン(豚の丸焼き)は定番
- ウェディングケーキも大きい
音楽とダンス
- 生バンドやDJ
- ファーストダンス
- マネーダンス(ご祝儀を体に貼る)
会話例
結婚について話す:
A: Kailan ang kasal ni Maria? (マリアの結婚式はいつ?)
B: Sa December. Sa Tagaytay ang venue. (12月だよ。タガイタイで。)
A: Wow, maganda doon! Sino ang ninong at ninang? (わあ、あそこきれいだよね!誰がスポンサー?)
B: Marami! Mga sampung pares ata. (たくさん!10組くらいかな。)
A: Typical na Pinoy wedding talaga! (本当にフィリピンらしい結婚式だね!)
恋愛から結婚まで
Ligaw(求愛期間)
- 男性が女性にアプローチ
- 家に通う、贈り物をする
- 女性の家族にも認めてもらう
Paninilbihan
- 男性が女性の家の手伝いをする
- 誠意を示す伝統的な習慣
- 今は減っているが地方では残る
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